助成金とは、一般的に厚生労働省所管で取扱っている、企業に対する支援金のことを言います。財源は雇用保険です。これらの助成金は条件さえ満たせばどんな会社でも貰うことができ、使用目的も自由で返済する必要はありません。 国から支援を受けられるものには、助成金の他に、補助金や公的融資と呼ばれるものがあります。助成金は3000種類以上あると言われ、人気のあるものは直ぐに受付終了となってしまうために、先ずは申請してみることが第一です。
よく頂くご相談として、
『ウチは助成金に頼る様な企業と思われたくない・・・・』
といったものがあります。
しかし、助成金は誰でも受け取れるものではなく、労働局への申請書類が通らないと受給に至りません。つまり、助成金を受給できるということは、国家機関から認められた企業様と言えますし、一度申請が通れば、他の助成金も受給しやすくなります。
但し、助成金の申請手続きには専門的な知識が必要とされます。
申請自体は社会保険労務士が行いますが、社労士の先生の目的は助成金申請を入り口にした顧問契約であることがほとんどです。また経験の浅い社労士の先生方の場合は、複雑な申請手続きや企業様との折衝に対応出来なくなり、遅々として手続きが進まずにクレームになる場合も結構あります。
人材教育の助成金にはキャリアコンサルタントによる面談、各種書類の提出等もございますので、スムーズな対応をしないと、受給までの道のりが非常に時間のかかるものとなります。
また、申請手数料だけで判断すると、逆に対象人数が少なくなってしまうケースもございますし、頼んだ社労士さんやコンサルタントが全く動いてくれない・・・・といったご相談も多いので注意が必要です。